2020年3月5日木曜日

OPEN HEART~心と場の解放~



良く知る施設がパタパタと一時閉鎖を打ち出しています。

施設を開けるという事は集会行為が行われるという事に直結する為

一次閉鎖せざるを得ない状況というのも納得です。

私達は施設を運営するわけではない小さなガイド会社として、

何ができるのだろうかと考え続けています。

ちょっと話が脱線しますがアウトドアガイド業界に入って15年ほど。

プロガイドとアマチュアガイドまたはボランティアガイドの違いというのが

昔からよくこの業界では語られ議論されます。

プロは収益活動としてガイディングを行い、

アマチュアガイドまたはボランティアガイドは非収益活動として

ガイディングを行うといった意見や、

知識や意識の違い、目的の違いなど様々な「説」が語られますが、

基本的に正解というのものはないと思っています。

ですが私は「プロなんだから対価を得てフィールドに出るべき」

という意見には個人的に半分賛成で半分反対というのが見解です。

私の中で「ガイド」というのは「自然解説者」ではなく

一種の「コーディネーター」的なイメージが近く

その場その場、その時々、その状況、そこにいる人に対して

必要としている「答え」や「価値」などへ導く、繋げる為の

場のコーディネートを行う事が役割であると考えています。

その「場」を作ることが最も重要な役割なので

場合によっては無償の場の提供も「現代では」必須だと考えています。

きっと未来は社会活動と野外活動とがしっかり噛み合い

しっかりとお金が回るシステムが構築されるはずです。(そう私は確信しています)

といったところで私たちはコロナウィルス対策1案目として

「感染配慮型プライベートツアー」を実施し始めました。


ウィルス対策として家に閉じこもることで

感染リスクは減るかもしれませんがそれ以外で起こる人としての弊害を

少しでも解決してもらいしっかりと本来の人間らしい時間の使い方

感覚を取り戻してもらうことを目的としたプログラムです。

そして今回コロナウィルス対策第2案目として動かすのが

「OPEN HEART~心と場の解放~」というプロジェクトとなります。


外向きの発信ももちろん大事ですがこんな時に

身近な所の人々をしっかりサポートしないというのも

どうかと思います。

私達の身近な所には「森のようちえんといとい」の仲間のように

普段から関わりを深く持つ仲間たちがたくさんいます。

そんな仲間たちも未知のウィルスにどうしたらいいのか

迷い、なかなか外出できず、それとは裏腹にどんどんたまるストレスと不安。

そんな毎日を過ごしています。

気の知れた身近な仲間にウィルス感染の確率を下げた場で

単純に外へ出て風を感じ、体を動かしてもらう場を作ることも

私のやるべきことであると思っています。


今の社会で起きている問題があり

解決する手段として野外活動があるのであれば

そこはプロとして場を作ることは必要であると思います。


最初の写真にも書いていますが

「皆さんは心と身体を解放してください。私たちは場を解放します。」

が今回のOPEN HEARTのテーマとなります。


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