2019年9月16日月曜日

「ガイド」と「生き方」の是正②

ガイドという形態も非常に多岐にわたり、

言ってみればガイドそれぞれにそれぞれの形があるので

一概にひとくくりにできないことは、私も15年携わり

たくさんのガイド仲間がいますのでよくわかっているほうです。

ここでは平成から始まった「体験観光」なガイドと

膨れ上がった体験ニーズと業界の形態ということに

限った話ですのでお間違いなく。


私が思うバランスの取れた体験観光ガイドは

インプットという学びを得て人間力を高め、それをガイディングという手法を使い

アウトプットし対価を得るというのがレギュラーな方法であると考えています。

もちろんガイドという行為に関してもインプットの要素はたくさんありますが

イメージのつきやすいわかりやすいかたちを考えた際には

インプットの上にアウトプットがあり、

そのピラミット自体が「ガイド」という存在であると考えています。

時代が進み、インスタやユーチューブ等個人での発信が手軽に行え

主観的意見・感想が簡単にみられる現代。

「体験を入れた旅」という方が多くなり

こなすガイド・ルーティーンガイド・観光ガイドといった

昭和の「バス旅行」延長のようなガイドツアーが多くみられるようになりました。

世の中「自然体験」というニーズに振り回され

収益を上げるアウトプットのガイディングが膨れ上がり

それを支える人間力の母体の成長がおろそかになっています。

このスタイルは早めに是正をしないといけないと今期は強くかんじ

本来の形状に戻す、というより新たな時代への繋ぎの形態を計画しているところです。

ガイドという生き方を今一度見直し、実践し、つないでいきたいと思っています。

2019年9月15日日曜日

「ガイド」と「生き方」の是正①

変化の大きな時代。

新しい感覚や、新しい仕事、新しい情報

新しい働き方がどんどん出てきて、

ウェブを開くと様々な所で「時代の変化に柔軟に対応できるかどうか」

といった記事や動画を目にします。



小さなうちからプログラミングを習う、ウェブ社会ともいわれる現代では

実体験が不足していると言われ

野外活動というくくりの中にある私たちの活動は

今後伸びてくる業界であり、必要とされる形態なんだろうと考える。


そんなことを考えながら社会的意義を模索する反面

実体験をを提供する形態は今行っているガイドスタイルが成形だとは思えず

徐々に是正の必要性を感じています。

この20年北海道を引っ張ってきた「体験観光」的な手法は

「平成」な表現方法ですでに過去の見せ方となってきているように感じます。

「自然と共に学び 人と共に生きる」という根本のテーマの元

どういった「システム、手法、組織、資金」で次の時代を迎えるのか

じっくり考えていきたいと思っているこの頃。