2019年11月22日金曜日

質問への返答


カヌーガイド16年。カヌーガイドというものにこだわり特化し進んできました。

ここ最近は、森のようちえんやアウトドアユースウェーブ北海道での幼児期から大人、仕事から趣味まで様々形での「人育~ひといく~」活動を行っており、カヌーを使った体験観光もその人育のコンテンツを含んでいる者と考え、行動に一貫性があると個人的には考えています。

以前先輩ガイドから「わらじをたくさん持て」といわれたことがあります。
当時は「色んなお金稼ぎをしてリスク分散しよう」というくらいにしか考えていませんでしたが今考えると「なるほど」ということが多くしっくりきています。

さて最近よく言われるキーワード

「森のようちえん活動は仕事じゃないんでしょ?」という質問。

質問者は「仕事」とは何定義づけしその質問をしているのか。

ここでは私たちの考えだけを説明。

私達は「誰かのまたは、何かの役に立つことで自分がやるべきこと」というものを「仕事」と捉えています。

そしてその中には「収益活動」の部分と「非収益活動」の部分が存在します。
ですので非収益活動=趣味という式は私たちの中にはありません。

森のようちえん活動は非収益活動の仕事という意識で取り組んでいる為「仕事じゃないんでしょ?」という質問に関しては「仕事です」という答えになります。

「収益活動=仕事」で「お金を稼げないと仕事じゃないから時間をさけない」という式はこれからの時代にはついていけないと考えています。

いかに自分のスキルを使って価値を見出すか。

そこに重点をおいているほうが「自分の生きる価値」が高まるということを知りました。

最後に現状の私たちの式を当てはめるには「非収益活動」に力を注いだ分だけ「収益活動」にも力を注ぐということが大前提となっています。

自然界も生き方も「バランス」が大事です。

トータルでバランスの取れた生き方を心がけています。

2019年9月16日月曜日

「ガイド」と「生き方」の是正②

ガイドという形態も非常に多岐にわたり、

言ってみればガイドそれぞれにそれぞれの形があるので

一概にひとくくりにできないことは、私も15年携わり

たくさんのガイド仲間がいますのでよくわかっているほうです。

ここでは平成から始まった「体験観光」なガイドと

膨れ上がった体験ニーズと業界の形態ということに

限った話ですのでお間違いなく。


私が思うバランスの取れた体験観光ガイドは

インプットという学びを得て人間力を高め、それをガイディングという手法を使い

アウトプットし対価を得るというのがレギュラーな方法であると考えています。

もちろんガイドという行為に関してもインプットの要素はたくさんありますが

イメージのつきやすいわかりやすいかたちを考えた際には

インプットの上にアウトプットがあり、

そのピラミット自体が「ガイド」という存在であると考えています。

時代が進み、インスタやユーチューブ等個人での発信が手軽に行え

主観的意見・感想が簡単にみられる現代。

「体験を入れた旅」という方が多くなり

こなすガイド・ルーティーンガイド・観光ガイドといった

昭和の「バス旅行」延長のようなガイドツアーが多くみられるようになりました。

世の中「自然体験」というニーズに振り回され

収益を上げるアウトプットのガイディングが膨れ上がり

それを支える人間力の母体の成長がおろそかになっています。

このスタイルは早めに是正をしないといけないと今期は強くかんじ

本来の形状に戻す、というより新たな時代への繋ぎの形態を計画しているところです。

ガイドという生き方を今一度見直し、実践し、つないでいきたいと思っています。

2019年9月15日日曜日

「ガイド」と「生き方」の是正①

変化の大きな時代。

新しい感覚や、新しい仕事、新しい情報

新しい働き方がどんどん出てきて、

ウェブを開くと様々な所で「時代の変化に柔軟に対応できるかどうか」

といった記事や動画を目にします。



小さなうちからプログラミングを習う、ウェブ社会ともいわれる現代では

実体験が不足していると言われ

野外活動というくくりの中にある私たちの活動は

今後伸びてくる業界であり、必要とされる形態なんだろうと考える。


そんなことを考えながら社会的意義を模索する反面

実体験をを提供する形態は今行っているガイドスタイルが成形だとは思えず

徐々に是正の必要性を感じています。

この20年北海道を引っ張ってきた「体験観光」的な手法は

「平成」な表現方法ですでに過去の見せ方となってきているように感じます。

「自然と共に学び 人と共に生きる」という根本のテーマの元

どういった「システム、手法、組織、資金」で次の時代を迎えるのか

じっくり考えていきたいと思っているこの頃。


2019年8月1日木曜日

長男汰知の成長記録


リバーSUP初チャレンジの長男。

小さいうちからカヌーを漕がせ

3年生にもなるとそのパドリングは力強く。

「水をつかむ」という感覚は身体にしみついているように感じた。

操船もバウマンが行うドロー・クロスは問題なく

SUP特有の体重移動や、距離の長い変則スイープを練習中。







瀬になるとバランスをとれず沈。


それも経験。



2019年6月25日火曜日

飾らない日々と共感の意識

ガイドという生き方をしながら

私達がやるべきと思う場を作っていく。またはかかわっていく。

それがアウトドアユースウェーブ北海道だったり、

といといであったり、アイヌ民族伝承保存会であったり。

それぞれにかかわるべき想いがあります。

少しだけ紹介を。


1、アウトドアユースウェーブ北海道




アウトドアユースウェーブ北海道はアウトドア業界の若手育成ネットワーク。

これはアウトドア業界の若手がネットワークを作り

情報交換や自主企画として勉強しつつ

業界をけん引する方々、中堅層の方々と

ストレスの少ないかたちで交流し、業界全体として

若手を育てる次世代育成型コミュニティ。


若者がいきいきと夢を語りながら業界で暮らすことが必要です。

そんな若者が増えることで社会に与える影響が大きくなり、

社会的意義を生む機会が増えて持続可能な業界となることを目的としています。



2、自主保育型森のようちえん【といとい】


 といといは幼児期の子ども達が自然の中で自然に暮らす、

生きる力という人としての根っこをしっかり築くことを目的とし

「場づくり」「コミュニティづくり」「システムづくり」を行っています。

私達が行うのは「自主保育」という親子参加型の活動です。

子どもがいかに自然や虫が好きになろうと

その親が「うわっ!」とか「汚い!」などといった感覚を持つと

せっかく生まれた子どもたちの中での生きる力の火種がすぐに消えてしまいます。

子どもを育てるひとつのキーワードは「大人」であると考えています。

実体験として大人も野外活動に参加することで自然に対する

親子の感覚の格差は最小限に抑えることができると考え

自主保育という形をとっています。


幼児期のといとい活動に加え、卒業したといといOB(小学生)なども

「ちゅぷの子」という名称で幼児期より少しリスクの高い、

乗り越えることに達成感を感じ、自己肯定感を強くもてる

世代に合わせた野外活動の場も同時に作り

幅広い年齢層に自然の中で自然に生きれるよう活動しています。

昨今室内森のようちえん、プレイパークなどというキーワードをよく目にし、

教育指導要領にも自然体験活動の必要性が明記され

たくさんの組織体が野外で遊んでいます。

非常に素晴らしい傾向であるのと同時に、

自然界には知っておかなければいけないフィールドリスク、生き物、植物、

天気、などが山ほどあり、そこをしっかり知ったうえで

活動を行わないと事故を招きかねないと考えています。

「活動フィールドを見た時にスズメバチが巣を作りそうな場所はありませんか?」

「また刺されたときはどう対応しますか?」

「ウルシ等は生えていないですか?生えている際にはどのような注意喚起が必要ですか?」

「天候での中止の判断基準は?」

リスクマネジメントは無数に存在します。


それを普段野外活動をしていない方が突発的に行うことは非常に難しい。

私達はアウトドアガイドとしてこういったフィールドの使い方の

アドバイスや人材育成もやるべきことと考え、

森のようちえん業界等も牽引していければと考えています。

2019年5月26日日曜日

支笏湖・焚火・キャンプ・規制

国立公園内で焚火ってできるの?

キャンプ場以外のところでキャンプをしてもいいの?

支笏湖もそうですが国立公園にはやってはいけないという決まりと、

それを含む大きなミッションがあることをご存じでしょうか?

今回はちょっと勉強チックにそんなお話。

まず初めに国立公園のミッションの部分。
環境省のHP、国立公園の話の始まりは

「国立公園は、次の世代も、私たちと同じ感動を味わい楽しむことができるよう、優れた自然を守り、後世に伝えていくところです。」

という文言から始まります。

そこには「景観・生物多様性の保護」という国立公園のイメージ通りの目的と同時に、利用という部分もしっかり明記されています。

具体的には

「国立公園は、自然についての知識を深めたり、健康増進やレクリエーションのために自然と触れ合う所でもあります。登山・ハイキング・スキー・キャンプ・カヌー・シュノーケリング・バードウォッチング・自然観察など自然とのふれあい方も多様です。こうしたアクティビティを多くの人に楽しんでいただけるようにビジターセンターや歩道・案内看板等の施設の整備を始め、自然観察会なども開催しております。」

と記載。

これまでは「規制・規制」と進めてきた日本の国立公園ですが新しい時代は

「利用をし、基本となる知識・技術・意識を植え付けないと本当の意味での保護はできない」という認識の中で環境省が動いています。

さてここで「じゃあなんでも使っていいのか?」というお話。

まずは支笏洞爺国立公園内の区域図支笏湖地域のみをピックアップし、色別に分けたものです。

大きく分けて3種類。
「樽前山山頂・オコタンペ湖周辺」の特別保護地区。
「支笏湖畔・樽前山山麓・オコタンペ湖周辺等々」の特別地区。
それをとりまく普通地区。
【特別保護地区について】
特別保護地区とは「公園内で特にすぐれた自然景観、
原始状態を保持している地区で、最も厳しい行為規制が必要な地区」

と定義されています。

具体的には
  1. 木竹の損傷
  2. 木竹の植栽
  3. 動物の放牧(家畜の放牧を含む)
  4. 屋外での物の集積・貯蔵
  5. 火入れ・たき火
  6. 植物の採取・損傷、落葉・落枝の採取
  7. 植物の植栽等
  8. 動物の捕獲・殺傷、卵の採取、損傷
  9. 道路及び広場以外での車馬・動力船の使用、航空機の着陸
という禁止事項が挙げられています。
物をひろって集めてはいけない、持って帰ってもいけない。植物や卵を採取してはいけない。そして焚火をしてはいけない。

続いて特別地区
第一種から第三種までありますが、
一種の定義としては「特別保護地区に準ずる地域で、現在の景観を極力維持する必要のある地域」とされ
  1. 工作物(建築物、車道等)の新築、改築、増築
  2. 木竹の伐採
  3. 指定区域内における木竹の損傷
  4. 鉱物の掘採・土石の採取
  5. 河川・湖沼等の水位・水量の増減
  6. 指定湖沼・湿原等への汚水・廃水の排出
  7. 広告物等の設置・掲出・表示
  8. 屋外での土石その他指定物の集積・貯蔵
  9. 水面の埋立・干拓
  10. 土地の開墾・形状変更
  11. 指定高山植物等の採取・損傷
  12. 指定した植物の損傷等
  13. 指定動物の捕獲・殺傷、卵の採取、損傷
  14. 指定区域内における指定動物の放出(家畜の放牧を含む) 
  15. 屋根・壁面・鉄塔等の色彩の変更
  16. 指定湿原等への立入り
  17. 指定区域内における車馬・動力船の使用、航空機の着陸
  1. 工作物(建築物、車道等)の新築、改築、増築
  2. 木竹の伐採
  3. 指定区域内における木竹の損傷
  4. 鉱物の掘採・土石の採取
  5. 河川・湖沼等の水位・水量の増減
  6. 指定湖沼・湿原等への汚水・廃水の排出
  7. 広告物等の設置・掲出・表示
  8. 屋外での土石その他指定物の集積・貯蔵
  9. 水面の埋立・干拓
  10. 土地の開墾・形状変更
  11. 指定高山植物等の採取・損傷
  12. 指定した植物の損傷等
  13. 指定動物の捕獲・殺傷、卵の採取、損傷
  14. 指定区域内における指定動物の放出(家畜の放牧を含む) 
  15. 屋根・壁面・鉄塔等の色彩の変更
  16. 指定湿原等への立入り
  17. 指定区域内における車馬・動力船の使用、航空機の着陸
が禁止されています。

【結論1】
特別保護地区では「火入れ・焚火」というキーワードが禁止事項に入っているのに対し、特別区の中では禁止とはされていません。

焚火台を使い地面へのインパクトは最小限にとどめるということ、痕跡を残さないということ、野火の危険が高い場所では行わないこと、炎の大きさは最小限でとどめること、火を消すときは完全に熱が消えたことを確認し立ち去ること、など諸々の焚火に関する配慮が必要ですが禁止という規定は特別保護地域以外にはありません。

【結論2】
特別地区に書かれている「工作物の新築」というのは「テント・タープ・ハンモック・テーブル・イス」を建てることも含まれます。

国立公園内では景観というものや開発に制限がかかっており、これがないと一時的な許可を取り、様々な所に様々な建物が建つこととなります。

といったところから特別区では一般的なテント等を利用したキャンプは禁止という認識になります。

さて、以上の禁止項目に配慮するとそれ以外のことは基本的には行うことができます。

その一例が、今回のツアーとなった

「カヌーで湖畔を進み、夕方になったら陸で休憩。焚火台を使用し、小さく焚火をし、工作物を建てずに朝まで過ごす。」というビバーク的なカヌー。

「そっか!!!じゃあ私も!!」と思う方はちょっとSTOP。
支笏湖の様々な恐ろしさを知っていますか?

・ヒグマ多き森
・年間通じて非常に低い水温
・日本2番目に深い湖のただならぬうねりの大きさ
・1000mを超える山々からの吹きおろしの強風
・湖畔に道路がない場所があり、エスケープ不可な場所があること。
・動力船規制があり一般のジェットスキー・エンジンボート等が水上におらずレスキューにかなりの時間がかかる

そんなことから支笏湖は国内の湖でも指折りのリスク高き湖であり、
ちょっとチャレンジしようというレベルではやめたほうがいいフィールドです。

カヌーは最悪少し歩けば陸へエスケープできる道路がある場所で乗り、夜を過ごすのはやはりキャンプ場を利用することがリスクを減らすこととなります。

■最後に

「規制と無法化」から「適正利用と保全」へ


我々は国立公園の今までの移り変わりをしっかり認識し、これからの在り方を環境省と共に考えていきたいと思っています。

そこには昭和・平成と進んできた日本の国立公園の「規制・禁止・制限」といった法律と、それに反し行われてきたたくさんの法令違反の無法地帯化といった流れがあります。

ここからは海外の例をたくさん参考にしながら、北海道民は特に大きな自然の中で生かされているという感覚やエゾシカ、ヒグマが暮らす森の横で普段から生活をしているということを認識し、野外活動の基本を当たり前のように感じれる社会づくりを行うことで自然と自然保護意識が向上する世界を作っていけたらと考えます。

たばこや空き缶のポイ捨てが減りました。
今ではそんな行動がかっこ悪いとさえ思われる時代です。

社会は変化します。
そしてこれからはさらに変化の大きな時代に突入します。

教育分野での学習指導要領にも「自然」や「社会性」「探求心」「現実の世界」といった言葉が飛び交います。

「入るな!!やるな!!ではない自然との向き合い方が必要とされています」

それもこれからの時代がAIやITといった仮想時代に突入することを危惧していることからきていることでしょう。

技術が進歩するのと真逆に必要性の高さをうたわれる「自然の中での活動。

保護するために利用できる環境。

利用するために学べる環境。

「それは禁止だ!!」では

本質をとらえていないと思います。

「国や市といった行政」と「アウトドアガイドや域などの民間」が協働型管理運営という形でそれぞれの役割を実行し、保護と利用のバランスの取れた国立公園地域を作れるようこれからも動いていきたいと思っています。






2019年5月20日月曜日

子どもを育てて父親も育つ【TEAM男組】


現役といといメンバーと、OBメンバーの合同プログラム「ちゅぷの子」


OBがいることで、年齢層の幅が広がり、
活動も盛り上がります。


長男汰知もSUPに前乗せして、すっかりガイド役。






昨年結成の「といとい」の父親で結成される「男組」も

とにかく頼もしく、プロとして活動する私達からしても

広い目で全体をみて、時に目配せで情報を共有でき

今何するかを把握できる素敵なチーム。





ツアーでは使うことの無いラフトボートも子ども達の遊び場として大活躍。


【男組フェイスブック】

もご覧ください。


2019年5月13日月曜日

Wild Canoe Caravanの始まり


これから始まるプロジェクトはカナディアンカヌーを使った
ロングツーリングプログラムです。

支笏湖は国立公園として強く保護され、動植物も北海道らしい
ワイルドな自然が残る大変貴重なフィールドです。

このフィールドをこれからもしっかり維持し後世に残していくためには、
この地域の得意な「体験観光的」な自然への興味関心をもつきっかけとなる
ショートプログラムに加え、
このフィールドとどっぷり向き合う生活型の
複数日プログラムの必要性を感じています。

「自然保護・環境保全」というキーワードも実際に自然の中に
身を置くからこそその意識が芽生えますし、
自然の大切さ、尊さ、もろさ、強さ、美しさ、怖さ、は
実体験で得る以外に体感できる手段はありません。

周囲の湖を見てもどこのフィールドも開発が進む中、
人工物や人の手がかかった場所が少ないこの地は
本来の自然が残る貴重なフィールドです。

こういった自然と真っ向から向き合うコアプログラムが
できる場所は北海道内でも多くありません。

そんな素晴らしいフィールドにも関わらず、規制の多さから人の目につきにくく
「違法キャンパー」や「直火でのキャンプファイアー」「不法投棄」
「不法採取」といったことが残念ながら現状として数多く行われています。

我々はレンジャーのような立場で、フィールドの適正利用の促進、
違法利用者への注意喚起、動植物のモニタリングと連携機関への情報共有、
といった側面からも当プログラムを実施したいと考えました。

残念ながら規制を作る環境省では、その管理までは
自分たちでなかなかできておりません。
それが悪いわけではなく「餅は餅屋」で我々アウトドアガイドという
フィールドワーカーが細かな変化を拾い、国へ提出し、
国が適切な規則や規制をつくる。

そんな連携が支笏湖では仕組みとしてできても良いのではないかと考えています。

そこにひとつのアウトドアガイドの社会的役割があると信じています。



2019年5月6日月曜日

美々川・勇払原野2泊3日~自分たちの町の川を源流から海へ~①


苫小牧の団体「家外屋倶楽部」主催わくわく冒険キャンプ2019

自分たちの街を流れる川。源流から海へ。

そんなプログラムを半年前にオーダーいただき

内容を煮詰め行うことができました。


参加者は乗ったことのないカヌー、下ったことのない川の話を聞きながら

目標を掲げます。

そこはもちろん具体的なものではなく、諦めずに・・・や協力して・・・

などといったキーワードが並びます。


今季から加入の金子のレクチャー。


金子君との出会いは実はこの家外倶楽部。

彼は自分の仕事を行いながら、休みを使ってここのスタッフとして

プログラムの運営のサポートをしていました。

この春からはかのあスタッフのガイドという立場で

カヌープログラムの企画運営、水辺でのリスクマネジメント等を

行っています。


陸上レクチャー後カヌーを川へ運搬。


はじめの水上練習は第二美々ポートをチョイス。

ゲートウェイツアーズさん、アミューズスポーツさんのカヌーが

たくさん並ぶポートを少し拝借。

忙しい時期にすみませんでした。

その後スタートまで移動しいざ出発。


川幅の狭い美々川。陸にぶつかりながら進んでいきます。

まだまだ上手には漕げないメンバー。


川を道とし、その道からたまにそれて遊んでみる。

たくさん山菜があったので晩御飯用に調達。

道草&木登り。





まだまだ1日目。

うまく漕げないは最低限しか教えず

漕げないことをじっくり体感(笑)

100教えることはきっとこういうプログラムでは

いいことではないと私は思う。