2019年6月25日火曜日

飾らない日々と共感の意識

ガイドという生き方をしながら

私達がやるべきと思う場を作っていく。またはかかわっていく。

それがアウトドアユースウェーブ北海道だったり、

といといであったり、アイヌ民族伝承保存会であったり。

それぞれにかかわるべき想いがあります。

少しだけ紹介を。


1、アウトドアユースウェーブ北海道




アウトドアユースウェーブ北海道はアウトドア業界の若手育成ネットワーク。

これはアウトドア業界の若手がネットワークを作り

情報交換や自主企画として勉強しつつ

業界をけん引する方々、中堅層の方々と

ストレスの少ないかたちで交流し、業界全体として

若手を育てる次世代育成型コミュニティ。


若者がいきいきと夢を語りながら業界で暮らすことが必要です。

そんな若者が増えることで社会に与える影響が大きくなり、

社会的意義を生む機会が増えて持続可能な業界となることを目的としています。



2、自主保育型森のようちえん【といとい】


 といといは幼児期の子ども達が自然の中で自然に暮らす、

生きる力という人としての根っこをしっかり築くことを目的とし

「場づくり」「コミュニティづくり」「システムづくり」を行っています。

私達が行うのは「自主保育」という親子参加型の活動です。

子どもがいかに自然や虫が好きになろうと

その親が「うわっ!」とか「汚い!」などといった感覚を持つと

せっかく生まれた子どもたちの中での生きる力の火種がすぐに消えてしまいます。

子どもを育てるひとつのキーワードは「大人」であると考えています。

実体験として大人も野外活動に参加することで自然に対する

親子の感覚の格差は最小限に抑えることができると考え

自主保育という形をとっています。


幼児期のといとい活動に加え、卒業したといといOB(小学生)なども

「ちゅぷの子」という名称で幼児期より少しリスクの高い、

乗り越えることに達成感を感じ、自己肯定感を強くもてる

世代に合わせた野外活動の場も同時に作り

幅広い年齢層に自然の中で自然に生きれるよう活動しています。

昨今室内森のようちえん、プレイパークなどというキーワードをよく目にし、

教育指導要領にも自然体験活動の必要性が明記され

たくさんの組織体が野外で遊んでいます。

非常に素晴らしい傾向であるのと同時に、

自然界には知っておかなければいけないフィールドリスク、生き物、植物、

天気、などが山ほどあり、そこをしっかり知ったうえで

活動を行わないと事故を招きかねないと考えています。

「活動フィールドを見た時にスズメバチが巣を作りそうな場所はありませんか?」

「また刺されたときはどう対応しますか?」

「ウルシ等は生えていないですか?生えている際にはどのような注意喚起が必要ですか?」

「天候での中止の判断基準は?」

リスクマネジメントは無数に存在します。


それを普段野外活動をしていない方が突発的に行うことは非常に難しい。

私達はアウトドアガイドとしてこういったフィールドの使い方の

アドバイスや人材育成もやるべきことと考え、

森のようちえん業界等も牽引していければと考えています。