2018年9月26日水曜日

するべきか否か




するべきか否か。

必要としているときに、必要としているひとが、必要としている人に対して、必要としていることを、いきとどける。

今日は千葉の高校生と水辺での活動。

物事ひとつとっても、すぐに手をさしのべるべき事か、周囲に促すか、気づくまで待つか。
迅速な対応は時に学びの場を逃してしまう。

立ち居ちの距離をみても、自分達で考えてるときは距離をとり徹底して考えさせる。
今だというタイミングで近づいて話聞く。

彼らにとってきっといい経験となったはず。

アウトドアと教育

アウトドア活動と教育。
アウトドア活動、ツアーはレジャーやサービス業に分類されることが多い。

子供二人でカヌーに乗ったら、上手にこぐため、色々な事を考え、行動しなければいけない。
状況把握能力、危機管理能力、思考の言語化、伝える能力、思いやる能力、運動調整能力、感情コントロール等々あげればきりがない。

教え育てるという「教育」ではなく、「感覚を磨きあげ鍛える」みたいな感覚がアウトドア活動にはある。

【人がいきるにあたり必要とされる能力を育む】というのが教育だと定義するならばカヌーにも教育的要素はたくさんちりばめられている。

ただ、レジャーとしてのカヌーには具体的なゴールが明確ではない、それがレジャー。
明確になればそれは立派な教育。

同時にそれを伝えようと思って伝えるのか、知らず知らずのうちに引き出せるのかは、手法の問題でありガイドの腕という感じだろう。

カヌーを使ってできる様々な可能性を想像することが私のテーマ。

カヌーって遊びでしょ?とか遊んでる仕事でいいね。みたいな事を思われがちの職業。

それを脱却するのは教育であり、社会貢献といった人、社会の役に立つ事だと強く感じる日々。

2018年9月22日土曜日

厚真ハッピースターランド


一週間の厚真支援活動。

支援といっても色々な支援があると私は思う。

金銭支援をしてくださる方。

炊き出しをしてくださる方。

ボランティアセンターにて住民のニーズを答えていく方。

正直いきなりおきる自然災害に対し

これが正解という動きはきっとなく、

できることを精一杯というのが一番シンプルで究極なんだろうなと感じた。


今回私と巡り合ったやるべきことは

子供たちの居場所をつくるという支援。

厚真町の教育委員会のスタッフと出会い

子供たちが楽しいところを作りたいという要望を聞いたところから

すべてのプロジェクトがスタートした。


うちにあるタープ、焚火台、テーブル、イスといった

機材をがっつり持ち込み楽しい空間づくりがはじまった。


自然考房、いぶり自然学校、エゾロック他様々な人が関わり

素敵な空間が出来上がっていく。


基本的には森のようちえんの考え方と一緒で

何かイベントを行うというわけではなく

あくまで日常の1ページを楽しくするサポート。

自発的にいろいろな物事をみつけて行うことが大事。



休日は人も多く、何かしてあげたいという方にたくさん来ていただき

お祭り騒ぎになった日もありましたが




とてもいい空間。時間でした。 








一週間の夢の場所も学校の再開とともに一時ストップ。



スタッフもお疲れ様。


震災直後から連絡をとりあい、道路情報や互いの動きをシェアしてた

日高自然考房の鈴木ウータン。

結果同じ場所で活動をしました。


この場所の責任者厚真町教育委員会斎藤烈くん。


震災がつないだ素敵な仲間。